日本における高齢化社会の加速に伴い、介護業界は成長ジャンルとして注目されていますが、求人に応募してきた人を誰でも採用するわけではありません。介護の仕事は、実際に体験するとそれなりに体力を要し、なおかつ実際の人を相手にすることから、精神面がタフでなければ務まりません。正社員としての雇用を希望する人にとって、年齢制限がない介護業界の仕事はとても魅力的に映るかもしれませんが、介護士になりたいという意欲と粘り強さを持ち合わせていなければ、入所者からの反応一つで嫌気がさしてしまう可能性もあることを知っておきましょう。

それから、求人に応募する際の志望動機には、介護職の経験有無により記載する内容が大きく異なることも気を付けなければなりません。未経験であれば、介護職員初任者研修の資格取得に向けた勉強をしていることをアピールしましょう。やる気と情熱だけあっても、努力していない者を雇い入れるほど介護業界は甘い世界ではありません。芯の強さを強調しつつも、チームワークに参加出来る点を盛り込むようにするのがポイントです。

一方、介護職経験者であれば、キャリアアップを目的として転職することをアピールするのも一つの手です。介護業界では、利用者やその家族からのクレームにショックを受けて退職してしまう人や、体力的に続かずに離職する人が少なくありません。しかし、経験を更に活かすための転職といった前向きな理由があれば、志望動機として十分に好印象を与えられるはずです。また、「資格を生かして活躍できる施設で働きたい」「業務の幅を広げたい」といった具体的な目標を提示出来れば、施設側の印象は更に良くなるはずです。このように、志望動機には、前向きさと粘り強さをアピールすることが大切なのです。★～★参考：介護転職は志望動機で勝てる！★～★